身体に悪いメガネ・・・とは。

2023.09.08 Friday

日本眼鏡学会の学会ジャーナルに私の執筆した論文を掲載いただきました。

「乗り物酔いにおける視機能の実態調査にもとづく、屈折補正が及ぼす身体への影響とその利用法の考察」

2年前のコロナ禍で発表した論文を補足する内容になります。

無理な疲れるメガネで体調を崩すことは皆様ご存知だと思いますが、どんなメガネがどのように身体に影響を与えているのかは明確にされていません。

それを明確にできる可能性があるよ・・・というようなことを論文では示しています。

これまで多くの研究では「三半規管や自律神経→乗り物酔い」あるいは「乗り物酔い→三半規管や自律神経に影響」

前回と今回の論文では「目の状態→乗り物酔い(人混みが辛い)」の可能性があるよ・・・といこうとです。

これを明確にし考慮すると、身体に優しい楽なメガネを正確に作ることが可能になります。

専門機関の皆様、機会がありましたら是非一読いただけますと幸いです。

また、どんなメガネを掛けても「違和感がある・疲れる」という方は、是非気軽にご相談下さい。

「乗り物酔い」は目の悲鳴です。

2021.09.10 Friday

以前にお話ししておりましたが、商売人に不可欠な宣伝活動をサボって取り組んでいた事が何とか形になりました。

日本眼鏡学会誌「眼鏡学ジャーナル」最新号に私が作成した論文が掲載されました。

乗り物酔いと目の関係についての内容になります。

「それが眼鏡とどう関係があるの?」と思われる方も多いと思いますが、実はとても関係が深いんです。

 

乗り物酔いは目の悲鳴のようなもので、メガネはその関係を考慮して作る必要があります。

今回の発表に至る中で、メガネで感じる違和感の多くに、この関係が関わっていることが分かってきました。

 

でも今回発表することができた内容は、まだまだその入り口でしかありません。

できればもう少し頑張って、この取り組みを継続していくつもりです。

また次の進展があればweb等でもご報告させていただきます。

 

今後の当店の取り組みにもご期待下さい。

「乗り物酔い」でお悩みの方

2019.02.22 Friday

昨年夏ごろ、フランスの自動車メーカー“シトロエン”より「乗り物酔いを防ぐメガネ」が発売されたそうです。

商品紹介映像はこちら

 

「乗り物酔い」は三半規管に関係していることはよく耳にすると思います。

シトロエン社の「乗り物酔いを防ぐメガネ」も平衡感覚の乱れを防止するとのことなので、やはり三半規管を基準に考慮されていると思われます。

でもね、眼の状態が大きく関わっていることも非常に多くあります

 

実はメガネを作るための眼の検査をしていると、「乗り物酔いをする人、しない人」を判別することができます。

(車や電車などは判別できますが、船などは目が関係していないことも多くあるので正確には判別できません。)

状態によっては、「絶対に乗り物酔いをする」と断言できる人もいたりします。

 

目が関係している場合、メガネで「乗り物酔い」が必ず改善する訳ではありませんが、原因が分かれば対処方法があります。

また「時々めまいを感じる」も、乗り物酔いと同じような現象で目が関係していることがあります。

これまでお困りの方々は特に、それらの事を考慮したメガネ作りがとても重要ですよ。

考慮されていない「見えるだけのメガネ」だと、乗り物酔いやめまいの症状がより強調される場合もあります。

「乗り物酔い」「時々起こるめまい」でお悩みの方は、是非気軽にご相談下さい。検査のご予約はこちらまでお願いいたします。

『疲れ目撃退!』(ためしてガッテン)

2017.07.29 Saturday

NHK7月19日放送の「ためしてガッテン/疲れ目撃退!本当の原因解明SP」での“寄せ目”についてのご質問を多数いただいております。

なので、放送日からはちょっと時間が経ってしまいましたが、本日はその番組の内容で取上げられたいた“寄せ目”について少しお話しします。

番組の内容を簡単に説明すると、日本人の2人に1人は寄せ目が苦手で、それが原因で疲れ目になる。番組がおすすめする解決方法は「1時間に1分間、目を閉じること」、重い疲れ目には「プリズム眼鏡」を使う方法がある。というものでした。番組内では寄せ目のチェック方法が紹介され、ホームページにもその方法は掲載されています。

 

番組の内容の通り、快適なメガネを作るには、寄せ目がどの程度できるのかはとても大切です。

 

だけど、番組で紹介されていたチェック方法だけで、ご自身の寄せ目の状態を判断するのは注意が必要です。

番組HPではチェック時『*眼鏡やコンタクトは着用したままでかまいません』と記載されていますが、これは必ず着用していた方が良いです。

正確には、寄せ目の程度は、眼鏡を使用していない時、正確に眼鏡を遠くに合わせた時・近くに合わせた時でその程度に違いがあり、その違いの程度も確認する必要があります。さらに、チェック時に着用する眼鏡やコンタクトの度数も正確なものでないと正しい結果にはなりません。

番組のチェック方法で異常を感じた方は、必ずしもプリズム眼鏡が最善で楽になると言うものではないのでご注意ください。

ご自身の正確な状態を知りたい方は、是非気軽にご相談ください。

両眼視検査

2016.12.02 Friday

最近「両眼視検査はしてますか?」というお問合せをいただくことが増えています。結論から言いますと、『両眼視機能検査』はしています。

と言うか、『両眼視検査』をしないとメガネは作ることができません。

普通にメガネの勉強してメガネ屋さんをされている方は、たぶん皆さんそう思われていると思いますよ。

それに現在は非常に優れた検査機器があり『両眼視検査』がオートマチックに行なえ、システムに従えば誰でも検査できると言っても大袈裟ではありません。

でも、オートマチックな検査機器頼りにする検査には大きな欠点があります。

問題なのは、『両眼視検査』をするということよりも、検査の意味や理由や検査結果の詳細を理解することが大切なんです。

 

・・・と、検査のお話しはこれくらいにしまして、本日は今年最後の大きなお買い物品が届きました。

私が今欲しいカメラなんかよりもずっと高価な、レンズの度数をこれまでよりも正確に素早く計測してくれる機器↑。

レンズの状態を正確に計測することは、メガネの加工やフィッティングをする上で、検査以前の問題にとても大切なことなのです。

 

滅多に使うことはありませんが、その狂わない正確性から今でも必要な古き良き時代のレンズ計測機器↓。

自分の目で見て確認できるアナログな計測器は、機能ありきのデザインが個人的には良い感じに思えてなりません。

新しく優秀な機械を手に入れても、捨てられない…

 

 

古きよき時代と現代が融合した洗練されたデザインのメガネ“OLIVER PEOPLES”がたくさんお試しいただけるフェアーは、残すところあと2日となりました。

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取置きなどのご相談もお受けいたしますので、気軽にご来店くださいませ。